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ゆっくり地震の発生メカニズムから探る地震発生のダイナミクス

研究課題

研究課題/領域番号 01J01483
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 固体地球物理学
研究機関名古屋大学

研究代表者

廣瀬 仁  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードスロースリップ / 沈み込み帯 / 摩擦構成則 / 断層すべりの多様性 / 応力の不均質分布 / 地震サイクルシミュレーション / 地震発生帯 / Gutenberg-Richter則
研究概要

GPS観測網で観測された「ゆっくり地震」を発生させる物理メカニズムを明らかにする目的で昨年度開発した、速度状態依存摩擦則を応用した地震発生シミュレーションの手法を、地震発生帯の走向方向の大きさ(H)が異なる様々なケースに適用し、すべり挙動の違いを調べた。
その結果、Hが傾斜方向の大きさ(W)と同程度の場合には、同じサイズの地震が規則的に発生する固有地震的挙動を示した。それに対してHがWよりも十分大きい場合には、地震サイズは一定にはならず、その頻度分布はGutenberg-Richter則に近い分布を示した。またすべり速度が地震時の5桁も遅いゆっくり地震(スロースリップイベント)も発生することが分かった。これらのすべりの多様性は応力の不均質分布によってもたらされうることが分かった。
これらの結果は2002年APEC地震シミュレーション国際協力会議、地球惑星科学関連学会2002年合同大会および日本地震学会2002年度秋期大会において発表した。またこれらの結果の一部をまとめた論文がGeophysical Research Letters誌に出版され、別の結果をまとめた論文をPure and Applied Geophysics誌に投稿した。上記学会参加のための旅費を研究費から支出した。また、以上の論文と学会発表を行うにあたって、国内外の研究者との研究打ち合わせを行ったが、そのための旅費も研究費によった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hirose, H., K.Hirahara: "A model for complex slip behavior on a large asperity at subduction zones"Geophysical Research Letters. (印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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