研究課題/領域番号 |
04555082
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮城 光信 東北大学, 工学部, 教授 (90006263)
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研究分担者 |
本郷 晃史 日立電線, アドバイスリサーチセンター, 主任研究員
小野寺 信次 (小野寺 信治) 東北大学, 反応化学研究所, 助教授 (30006316)
加藤 祐次 東北大学, 工学部, 助手 (50261582)
黄 礼豊 東北大学, 工学部, 助手
松浦 祐司 東北大学, 工学部, 助手 (10241530)
馬場 一隆 東北大学, 工学部, 助手 (10192709)
堀口 剛 東北大学, 工学部, 教授 (30005558)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
16,200千円 (直接経費: 16,200千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1992年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 誘電体内装中空導波路 / 赤外伝送路 / 中空導波路 / ガラス中空導波路 / レーザーメス / エルビウムヤグレーザ / 歯科治療 / 炭酸ガスレーザ / 赤外波 / 誘電体内装導波路 / 一酸化炭素ガスレーザ / 最小侵襲医療 / 光伝送装置 |
研究概要 |
本研究では、誘電体内装導波路を工業加工ばかりでなく、医療分野へも応用することを念頭に置き、エルビウム・ヤグレーザ、一酸化炭素レーザ、炭酸ガスレーザ等の光を同時、あるいは独立に伝送する為の超低損失ガラス中空導波路を開発することを最終的な目標とした。中空導波路の製作法、低損失化の手法、内装する誘電体の検討の他に、これらに関連し、中空導波路の電磁界解析、導波路の各種構造不整による損失増の機構解明、中空導波路による各種物理量の遠隔計測などについても検討した。特筆すべき主要な研究成果は以下の通りである。 1.外付法による硫化亜鉛内装導波路の製作 軸方向に断面変形が少なく、かつ亦、内面が滑らかな導波路を製作する為に、外付け用の母材として、酸可溶ガラスにポリイミドを被覆した母材を用い、細径の硫化亜鉛内装銀中空導波路を製作し、1.6Jという大きなエネルギを持つエルビウム・ヤグレーザ光を伝送し、高エネルギー伝送路の可能性を証明した。 2.液相コート法による有機樹脂内装銀中空ガラス導波路の製作 石英キャビラリーチュウブに銀鏡反応を用いて銀を成膜し、その後、弗素樹脂あるいはポリイミドを液相コートすることにより、内径が700μm及び530μmで、内面が極めて滑らかな誘電体内装中空導波路を製作し、低損失で長尺なガラス中空導波路製作の基礎を確実にした。 3.中空導波路のモード構造の解明 厳密な特性方程式を基に、任意のコア径をもつ誘電体内装および無内装中空導波路のモード構造を初めて解明した。また、一様曲がり線路における低次のベクトル固有モードについても明らかにした。
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