研究課題/領域番号 |
06283229
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 (1995-1999) (財)大阪バイオサイエンス研究所 (1994) |
研究代表者 |
長田 重一 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70114428)
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研究分担者 |
福山 英啓 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70303956)
福永 理己郎 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40189965)
須田 貴司 金沢大学, がん研究所, 教授 (70250090)
江成 政人 大阪大学, 医学部, 助手 (90294058)
田中 正人 大阪大学, 医学部, 助手 (00294059)
近藤 亨 財団法人大阪バイオサイエンス研究所, 第1研究部, 研究員 (30270573)
渡辺 大介 財団法人大阪バイオサイエンス研究所, 第1研究部, 研究員 (00260175)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
142,000千円 (直接経費: 142,000千円)
1999年度: 30,000千円 (直接経費: 30,000千円)
1998年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
1997年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
1996年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
1995年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1994年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
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キーワード | アポトーシス / カスパーゼ / CAD / ICAD / DNase / Fas / プロテアーゼ / サイトカイン / 劇症肝炎 / Fasリガンド / ジーン・ターゲッティング / TNF / 自己免疫疾患 / シグナル伝達 / CTL / 変異体 / 細胞死 |
研究概要 |
アポトーシスは動物の発生過程で産生される不要な細胞,害となる細胞を取り除く細胞死の過程であり、細胞・核の凝縮、断片化、染色体DNAのヌクレオソームの単位への切断をともなっている。私達は、昨年、カスパーゼ(システンプロテアーゼ)によって活性化されるDNase(CAD,caspase-activated DNase)とその阻害たんぱく質(ICAD,inhibitor of CAD)を精製、その遺伝子を単離し、アポトーシスにおけるDNA断片化の分子機構を明らかとした。すなわちCADは増殖している細胞中ではICADと複合体を形成しており、アポトーシスの刺激によりカスパーゼが活性化されると、カスパーゼはICADを切断、不活化し自由になったCADが染色体DNAを切断する。本年度、CAD,ICADの組換えたんぱく質を大腸菌や蚕細胞で合成し,CADは高い比活性を持つDNaseであること,ICADはCADの阻害たんぱく質としてばかりでなく、CADが合成される際,シャペロンとして作用することを示した。すなわち、無細胞系や動物細胞でCADはそれ単独では活性を持つたんぱく質としては合成されず,機能的なたんぱく質が合成されるにはICADの存在が必須であった。また、ICADは塩酸グアニヂンによってdenatureしたCADのrefolding過程を促進した。一方,カスパーゼによって切断される部位に変異を導入したICADを発現するトランスジェニックマウスを樹立した。そのマウスの解析から、アポトーシスの際にはアポトーシスを起こした細胞が自らカスパーゼ・CADの系を用いて自殺するばかりでなく死につつある細胞をマクロファージがとりこみ、そのリソゾームに存在する酵素がDNAを分解することが明らかとなった。
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