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衡平性の経済哲学:社会保障制度における分配ルールの設計

研究課題

研究課題/領域番号 07J10082
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 経済政策
研究機関立命館大学

研究代表者

村上 慎司  立命館大学, 先端総合学術研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2009年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2008年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード経済哲学 / 福祉政策 / 衡平性 / 社会保障 / ケイパビリティ / ベーシック・インカム / 厚生経済学 / 分配問題 / 潜在能力
研究概要

本年度の博士論文の完成を目指すため、第一にこれまでの研究を総合させて一つの論旨に貫徹された統一性を体現し、第二に博士論文では既存の論文を単に集積させるだけではなく欠けているパートに関する論考を深める必要があった。そのため、今年度前期は従来の論文・学会発表の統合化、並びに貫徹される主題を彫琢させることに照準を合わせた。
かかる作業と平行して、既存の研究において不十分な議論をより考察することにも従事していた。とりわけ、ベーシック・インカムは報告者の博士論文において要となる概念であるが、それは財源問題という致命的な弱点を抱えている。
そこで、報告者は今日における日本の財政・税制度において必須の課題である所得税の問題に着手した。これは、ベーシック・インカムという狭義の問題だけでなく、税制と社会保障改革というアクチュアルな問題にも決定的な役割を果たす重大なテーマである。
その成果は立岩真也・村上慎司・橋口昌治『税を直す』に所収されている論文である「所得税の累進税率変更試算」として結実した。そして、その議論の延長線にあるのが平成21年11月1日に社会政策学会にて発表した「ベーシック・インカムと累進所得税」である。
以上の研究遂行によって、博士論文を完成し、平成22年3月19日に所属研究科に提出した。そこでは、上述のベーシック・インカムに関する議論を補強しただけでなく、ケイパビリティ概念に関しても独自の貢献を行った。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2009 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 福祉政策と厚生経済学の架橋についての試論2008

    • 著者名/発表者名
      村上慎司
    • 雑誌名

      経済政策ジャーナル 第5巻第2号

      ページ: 55-58

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ベーシック・インカムと累進所得税2009

    • 著者名/発表者名
      村上慎司
    • 学会等名
      社会政策学会
    • 発表場所
      金城学院大学
    • 年月日
      2009-11-01
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] アマルティア・センの理由/理性(reason)概念の精査-スキャンロンの議論を手掛かりに-2007

    • 著者名/発表者名
      村上慎司
    • 学会等名
      関西倫理学会
    • 発表場所
      京都女子大学J校舎
    • 年月日
      2007-11-03
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 福祉政策と厚生経済学の架橋についての試論2007

    • 著者名/発表者名
      村上慎司
    • 学会等名
      日本経済政策学会
    • 発表場所
      慶應義塾大学三田キャンパス
    • 年月日
      2007-05-27
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 税を直す2009

    • 著者名/発表者名
      立岩真也・村上慎司・橋口昌治
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      青土社
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.arsvi.com/w/ms09.htm

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/ms01.htm

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/ms01.htm

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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