研究課題/領域番号 |
08555088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
清水 孝一 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授 (30125322)
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研究分担者 |
三上 智久 北海道東海大学, 工学部, 教授 (00001678)
山下 政司 北海道工業大学, 工学部, 助教授 (40210421)
初田 健 北海道工業大学, 工学部, 教授 (10198757)
加藤 祐次 北海道大学, 大学院工学研究科, 助手 (50261582)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 救急医療 / 生体情報 / データ伝送 / バイオテレメトリ / 移動体通信 / 衛生通信 / データ圧縮 / 誤り制御 / テレメータ / スペクトル拡散 / 情報圧縮 |
研究概要 |
救急医療の高度化をめざし、救急車から救急病院の医師へ患者の生体情報を伝送するシステムに関し、開発研究を行った。研究経過および成果は以下のとおりである。 1.通常は音声を伝送する既存の通信回線(自動車電話回線、救急無線回線)を用いて、カラー画像を含む多種類の生体情報を伝送する際の技術的問題点を明確化するとともに、それぞれの解決法を開発した。 2.救急車に搭載される移動局、移動体通信回線および救急病院内の固定局よりなる実験システムを開発した。 3.救急車を模擬した車両に本システムの移動局を設置し、走行しながら伝送実験を行った。その結果、通常の走行条件では実用上問題のない性能が得られることを確認した。 4.地形・高層ビル群・天候などの影響を確かめるために、考え得る種々の悪条件下で伝送実験を繰り返した。その結果、伝送信号の品質は劣化するものの、救急医療の必要には十分に応えうる信号伝送が行えることを確かめた。 5.地上の移動体通信回線を衛星回線に置換し、通信衛星を用いた広域救急医療への展開の可能性を調べた。その結果、伝搬遅延に伴う誤りの制御の困難さを解決することにより、本手法の利用が可能なことを明らかにした。衛星回線を介した伝送実験により、この可能性を確認した。 6.札幌市消防局で実働中の救急車に本システムを搭載し、救急走行における有用性の実証試験を行った。その結果、救急医より十分実用に供するものであるという評価を得た。
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