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個体レーザー用希土類バナデ-ト単結晶のフラックス成長と相関係評価

研究課題

研究課題/領域番号 08650022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用物性・結晶工学
研究機関東洋大学

研究代表者

勝亦 徹  東洋大学, 工学部, 助教授 (60204442)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード希土類バナデ-ト単結晶 / 固体レーザー材料 / LiVO_3フラックス / フラックス成長 / 温度差輸送法 / 直接観察 / 不定比性 / 格子定数
研究概要

新しい固体レーザ材料の開発を目的とした希土類バナデ-ト単結晶の育成と相関係評価を行った。LnVO_4-LiVO_3系からの結晶の析出過程の直接観察及び、LiVO_3フラックスを用いた温度差輸送法により、Pmを除く16種類の希土類バナデ-ト単結晶の育成に成功した。また、格子定数の組成依存性を詳細に評価することによりTmVO_4、YbVO_4、NdVO_4、LuVO_4、GdVO_4について結晶の不定比性の存在を示した。
放射性元素であるPmを除く全ての希土類バナデ-トについて直接観察法による単結晶成長過程の観察を行った後、フラックス法でそれぞれの希土類バナデ-ト単結晶を育成した。直接観察は様々な組成で希土類バナデ-ト(LnVO_4)とLiVO_3フラックスを混合して、加熱溶融した後に徐冷し、結晶析出の過程をデジタルマイクロカメラ、コールドライト光源、ヒーター加熱用直流安定化電源を組み合わせて観察した。この結果、ScVO_4のみ成長過程でのモホロジー変化が異なることがわかった。LiVO_3をフラックスとして用いた単結晶成長では、温度差輸送法により最大3mm角の単結晶が育成できた。育成した単結晶は、水溶性のLiVO_3フラックスを温水で溶かして容易に取り出すことができた。YVO_4についてはすでにその不定比性を報告しているが、今回、TmVO_4、YbVO_4、NdVO_4、LuVO_4、GdVO_4について格子定数の組成依存性を詳細に評価した結果、YVO_4と同様の不定比性の存在が示された。この研究を通じて得られた結果は下記学会にて報告した。
1、"RVO_4単結晶のフラックス成長"結晶成長国内会議(730a1B5)1996年7月
2、"希土類バナデ-トの不定比性の検討"応用物理学会学術講演会(9PzH13)1996年9月
3、"希土類バナデ-ト結晶の組成と格子定数"人工結晶討論会(3L11)1966年10月
4、"固体レーザー用Yb:GdVO_4結晶の不定比性の検討"応用物理学関係連合講演会(28aN11)1997年3月

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大澤、勝亦、他: "RVO_4単結晶のフラックス成長" 日本結晶成長学会誌. 23・3. 22-22 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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