研究課題/領域番号 |
10163230
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
畠山 鎮次 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (70294973)
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研究分担者 |
中山 啓子 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (60294972)
北川 雅敏 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (50294971)
中山 敬一 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80291508)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | サイクリン依存性キナーゼ阻害分子 / 蛋白分解 / p27 / ユピキチン化 / 細胞周期 / Yeast three-hybrid法 |
研究概要 |
細胞周期を調節するサイクリンとサイクリン依存性キナーゼ(CDK)に直接結合し、機能抑制するCDK阻害分子(CDK inhibitors;CKI)であるP27はユビキチン化を受けることにより、その発現レベルが調節されている。本研究は、p27のユビキチン化に関与するE3が存在すると仮定し、p27とUBC3と3分子複合体を形成する新たなる遺伝子を同定することを目的とした。さらに、本研究では、3分子が複合体を形成するときに、目的とする第3の遺伝子をクローニングする方法であるYeast three-hybrid法を開発した。また、p53、p27を始め、細胞周期を調節する分子(サイクリン、CKIなど)の発現が合成のみならず、分解(特にユビキチン化)により制御されていることが報告され始めている。特に、酵母における先駆的研究により、Skp1/CUl-1/E-box蛋白複合体(SCF複合体)は、CKIを含む細胞周期調節分子をはじめ、さまざまな細胞機能に関与する分子の発現調節を行っていることが報告されている。我々は、酵母におけるアナロジーを利用して、マウスにおけるSkp1、Cul-1及び複数のF-box蛋白を同定した。我々がFWD1として同定したF-box蛋白は、免疫学上重要であるNF-κBの抑制分子であるIκBαと、大腸癌に関与するβ-cateninのユビキチン化、及び分解に関与していることが明らかとなった。この結果は、酵母以外の真核細胞におけるSCF複合体によるユビキチン化介在性分解の初めての報告となる。
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