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数学課題における遂行に及ぼす認知的諸要因および生理的反応の影響について

研究課題

研究課題/領域番号 10710038
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

藤生 英行  筑波大学, 心理学系, 助教授 (40251003)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード数学課題 / 認知 / 生理反応 / 遂行 / 心拍 / 呼吸 / 筋電 / 皮膚電位 / 数学に対する認知変数 / 心拍変動 / AD変換 / GSR / 課題解決 / 課題遂行
研究概要

研究1 数学課題解決中の生理反応基礎データの検討
被験者 成人2名 手続き これまでの研究で作成済みである,数学に関する認知を測定する尺度を実施することにより,既有の数学に対する認知を把握する.3分程度の安静時のベースライン計測の後,数学課題を生理的反応を計測しながら実施させた.実験補助者が一題ごとに問題を提示した.その際の継時的データをADコンバータ(PowerLab)を経由してコンピュータに記録した.
分析 生理反応については,心拍変動(CM5におけるR-R間隔),呼吸,筋電,皮膚電位等を指標とし,400HzのサンプリングポイントでA/D変換した後,パソコン上にてスペクトル解析・心拍変動解析(SDの時系列変化)等の解析を行った.
研究2 数学課題遂行時における認知要因と生理的反応との関係
被験者 成人20名.数学に対する苦手意識が強いもの,得意なもの各10名.手続き 研究1と同様の手法.分析 数学に対する認知傾向(苦手意識などを反映していると考えられる認知変数)によって,どのような生理的な指標において異なった反応があり,遂行に影響をもたらしているかを詳細に検討した.その結果,いずれの変数にも変動があらわれるが以下の問題点も明らかになった.心拍変動等は,比較的短期間の変動をみるにはさらに複雑な解析方法が必要であり,検討を要する.筋電などは,即座の反応があらわれているが,それらの分析についても単に,平均やSD,変動率などを用いるのではなく慎重におこなう必要があることが確認された.現在,これらの指標を使って,認知変数を操作した研究を行い,認知要因からの生理的な影響を明らかにする次の研究に取り組んでいる状態である.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤生英行: "中学校生徒のメンタルヘルスのためのスクリーニング検査の開発"筑波大学学校教育論集. 21. 37-53 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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