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動的チャネル割り当てを応用した空間分割多元接続(SDMA)方式

研究課題

研究課題/領域番号 10750258
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関北海道大学

研究代表者

大鐘 武雄  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10271636)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード移動通信 / チャネル割り当て / SDMA / 呼損率 / ARP / セクタ
研究概要

陸上移動通信では,周波数利用効率の向上のためにサービスエリアを複数のセルに分割するセルラ方式が適用されている.通常は,使用できるチャネルをあらかじめそれぞれのセルに割り当てしておく固定チャネル割り当てが行われている.しかし,トラフィックの空間的な不均一性により,あるセルではチャネルが不足し,あるセルでは余剰が生じるような場合が生じてしまう.これを解決する手法として,動的にチャネルを割り当てる手法が提案されている.
一方,同一セル内の複数のユーザに同一チャネルを割り当てるSDMA方式も,周波数利用効率の改善効果が著しい.SDMA方式は基地局に干渉除去のためのアダプティブアレーを必要とする.そこで,アダプティブアレーを他セルからの同一チャネル干渉除去に用いるものと,SDMA方式を併用した場合とのチャネル利用効率を,動的チャネル割り当てを想定してシミュレーションにより評価した.なお,動的チャネル割り当てとして,ランダム割り当て方式を仮定した.
その結果,基地局がすべてのチャネルを使用できる場合,SDMA方式を併用してもほとんど利用効率の改善効果が得られないことがわかった.しかし,PHSのように基地局で利用できるチャネルに制限がある場合には,SDMA方式併用による大きな改善効果が得られることが明らかになった.このように,現実的なモデルを想定した場合には,SDMA方式が有効であると言える.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鈴木達,大鐘武雄,小川恭子: "アダプティブアレーを用いたSDMA方式におけるチャネル利用効率の検討"電子情報通信学会技術研究報告. RCS99-217. 9-14 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木達,大鐘武雄,小川泰房: "セクタアンテナを用いたARPセルラーシステムにおけるSDMA方式の検討" 電子情報通信学会1999年総合大会講演論文集. B-5-49 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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