• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

運動ニューロンの形態適応を惹起するトレーニング条件の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10780039
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関中村学園大学

研究代表者

中野 裕史  中村学園大学, 家政学部, 講師 (60301678)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード運動 / ランニング / ラット / ランニング強度 / 長指伸筋 / トレーニング時間 / ヒラメ筋
研究概要

本研究は,実験動物を用いて運動ニューロンに形態的な変化を生じさせるのに必要なトレーニング条件を確立することである.平成10年度では,遅筋を支配する運動ニューロンの形態変化を引き起こすランニングトレーニング条件は速度が30m/分,時間が60分/日必要であることが示された.平成11年度では,速筋を支配する運動ニューロンの細胞体サイズに及ぼすランニングトレーニング強度の影響を検討した.また,同時に運動ニューロンの酸化系酵素活性についても検討を加えた.
4週齢の雌性ラットをコントロール群とトレーニング群に分類した.トレーニング群はさらにランニング速度が30m/分(T30)と50m/分(T50)のグループに分け,トレッドミルを用いて10週間(60分/日,傾斜なし,頻度5日/週)にわたりランニングを負荷した.トレーニング終了後,速筋タイプの長指伸筋を支配する運動ニューロンを同定するため,筋に神経標識物質を注入し,24時間後に長指伸筋,脊髄腰膨大部を摘出,分析した.
T30,T50ともに,長指伸筋には十分なトレーニング効果が認められた.一方,長指伸筋を支配する運動ニューロンの酸化系酵素活性,細胞体サイズは,ともにトレーニングにより変化せず,トレーニング強度にも影響されなかった.
これらの結果から,速筋を支配する運動ニューロンのトレーニングによる形態変化は起こりにくいことが示唆される.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi