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染色体DNAメチルトランスフェラーゼの機能領域構造と相互作用因子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11160209
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関大阪大学

研究代表者

田嶋 正二  大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (50132931)

研究分担者 末武 勲  大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (80304054)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードDNAメチル化 / DNAメチルトランスフェラーゼ / 領域構造 / 高発現系
研究概要

脊椎動物の染色体DNAのCpG配列中のシトシン塩基の5位はしばしばメチル化されており、組織、発生段階に特徴的なメチル化模様を示す。脊椎動物では、このシトシンのメチル化は、組織特異的な遺伝子の発現、哺乳類における遺伝子刷込とX染色体の不活性化、発癌などの原因との一つとして寄与している。これは、転写因子を始めDNAに結合する蛋白質が結合配列付近がメチル化されると結合できなくなるか、メチル化されたDNAを認識して結合する蛋白質がクロマチン構造を変化させる結果であると考えられる。
染色体DNAのメチル化模様は胚発生過程で組織特異的に形成され、複製時には維持される。メチル化模様を新たに形成するDNAメチルトランスフェラーゼとしてDnmt3aと3bが、そして、一旦形成されたメチル化模様を維持するDnmt1が知られている。これらDnmtsが様々な調節を受け、染色体DNAのメチル化模様は形成・維持されている。
本研究計画では、Dnmtsがどのような機能領域構造を持ち、DNAのメチル化状態の調節にどのように寄与しているかを明らかにすることを目指す。本年度は次のような結果を得た。
Dnmt1の領域構造
Dnmt1は分子量が180kと大きく、C末端側約40kDaに細菌型のシトシンメチラーゼと相同の触媒領域を持つ。N末端側の大きな領域はDnmt1の局在や基質認識に寄与する「調節領域」とされているが、その領域構造の詳細については明らかではない。精製したDnmt1のプロテアーゼ耐性断片を解析し、PCNA結合領域を含むN末端約40kDaが領域構造を取ると推定した。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H. Kimura 他: "Xenopus maintenance-type DNA methry ltransferase is accumulated and translocation into germinal vesicles of oocytes"Journal of Biochemistry. 125. 1175-1182 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] J. Miyagawa 他: "I solution of the novel cDNA of a gene of which expression is induuol big a demethylating stimulus"Gene. 240. 289-295 (199)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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