研究課題/領域番号 |
11558096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
有川 二郎 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10142704)
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研究分担者 |
森松 組子 (吉松 組子 / 森松 組子(吉松 組子)) 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90220722)
苅和 宏明 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (70224714)
佐藤 浩 長崎大学, 医学部, 教授 (50072947)
高倉 彰 (財)実験動物中央研究所, 微生物モニタリングセンター, 室長(研究職) (60167484)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2001年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 腎症候性出血熱 / HFRS / ハンタウイルス / 人獣共通感染症 / モニタリング / ウイルス感染症 / 抗体 / 実験動物 / 賢症候性出血熱 |
研究概要 |
1.ハンタウイルス抗体測定用の抗原として、大腸菌とバキュロウイルスを発現ベクターとしてハンターン型、ソウル型およびドブラバ型のそれぞれの核蛋白抗原の発現に成功し、いずれも、ELISA法診断用抗原として利用が可能である活性と量が得られることが判明した。 2.バキュロウイルス発現ベクターによって、核蛋白のN末端50アミノ酸を削除した抗原を発現させてELISAへ応用すると、血清型鑑別抗原として応用可能であることが、患者血清および感染げっ歯類血清を用いて確認された。 3.マウス肝炎ウイルス(MHV)核蛋白コード遺伝子をイーストの系で発現することに成功した。培養上清中の発現のピークは培養後72時間であった。しかし、ELISAにおける反応性が低く、発現系および核蛋白内の発現部位の再検討が今後の課題である。 4.リンパ球性脈絡髄膜炎(LCM)ウイルス国内分離株及びプロトタイプ株の核蛋白コード領域遺伝子をクローニングし、全長、C末領域および中間領域の3つの領域についてそれぞれCOS細胞での発現に成功した。それぞれの両域抗原の診断的有用性の検討が今後必要である。 5.LCMウイルス核蛋白発現バキュロウイルスを国立感染症研究所から分与を受け、その抗原性を検討した。その結果、感染Sf9細胞はIFA抗原として、また、Tm5細胞にて増殖させたウイルスはELISA抗原に適していることが判明した。本抗原と両診断法を用いて、わが国のマウス動物実験施設、延べ1,117施設由来9,840検体を対象に血清のスクリーニングを行った結果、ELISAは大量検体処理のためのスクリーニング試験に、IFAはその結果の確認試験に有用であることが示された。
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