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ナトリウムイオン依存型糖輸送体SGLT1の頂部細胞膜局在機構の分子形態学の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11770002
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関群馬大学

研究代表者

鈴木 健史  群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (00261868)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード糖輸送体 / SGLT1 / 細胞内局在 / 細胞膜ドメイン / 調節的細胞内移送 / 遺伝子発現調節システム / テトラサイクリン発現調節システム
研究概要

本研究は,糖輸送体の高度に分化した高等動物組織細胞内での局在分布機構,特に間接的にエネルギーを消費し能動的に糖を細胞に取り込むナトリウムイオン依存型糖輸送体SGLT1の頂部細胞膜への移送経路の解明を目的に行った.SGLT1遺伝子の発現を自在にコントロールする事によってその頂部細胞膜局在メカニズムを移送・局在機構を分離して解析するために,培地に添加するドキシサイクリンの濃度に応じてSGLT1遺伝子発現のオン・オフと発現量を調節できるシステムをMDCK細胞に組み込んだTetOff-SGLT1遺伝子発現システムを構築した.さらにこのシステムを利用し,ドキシサイクリンを培地から除去しSGLT1を発現誘導した後に培地にテトラサイクリンを再添加し遺伝子発現を停止させチェイス培養するパルス発現-チェイス培養システムを構築した.様々な時間チェイス培養した後にMDCK細胞を固定し,発現産物の細胞内局在を,凍結準超薄切片蛍光抗体染色法,共焦点レーザー顕微鏡法,蛍光顕微鏡法,免疫電子顕微鏡法などを組み合わせ解析する事によって,SGLT1が細胞内で合成された後に直接頂部細胞膜に移送されていることが明らかとなった.現在このシステムを用いて,SGLT1の頂部細胞膜への直接的な移送システムが細胞極性形成過程の何処で構築されるのかを解析中である.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] Takeshi Suzuki: "Polarized distribution of Na^+-dependent glucose cotransporter SGLT1 in epithelial cells."Acta Histochem.Cytochem. 33. 159-162 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木健史: "上皮細胞におけるナトリウムイオン依存型糖輸送体SGLT1の頂部細胞膜局在機構"北関東医学. 50. 399-401 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 高田邦明: "未知の抗体を使っての染色の進め方"組織細胞化学2000. 2000. 80-87 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木健史: "共焦点顕微鏡を使ったNa^+依存型糖輸送体SGLT1局在機構の解析"電子顕微鏡. 34(supp1.2). 105-108 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 高田邦昭: "細胞への遺伝子導入と組織化学"組織細胞化学1999. 1999. 186-193 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Sugawara-Yokoo M: "Presence of fructose transporter GLUT5 in the S3 proximal tubules in the rat kidney"Kidney Int.. 56. 1022-1028 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuzaki T.: "Water channel protein AQP3 is present in the epitheria exposed to the environment of possible water loss"J. Histochem. Cytochem.. 47. 1275-1286 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuzaki T.: "Aquaporin-5(AQP5),a water ahannel protein,in the rat salivary and lacrimal glands:Immunolocalization and effect of secretory stimulation"Cell Tissue Res.. 295. 513-521 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Takata K.: "Sugar transporters in polarized epithelial cells"Acta Histochem. Cytochem.. 32. 53-58 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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