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力学に基づく一般的な物体操作計画に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13750210
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京大学

研究代表者

前田 雄介  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50313036)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードグラスプレス・マニピュレーション / 操作計画 / 安定性 / 内力 / 接触力 / クーロン摩擦 / グラフ探索 / 線形計画法 / グラフ探検
研究概要

本研究では,力学解析に基づいて,物体を把持しないで操るグラスプレス・マニピュレーションを含む,一般的な物体操作の計画の実現を目指している.すなわち,マニピュレーションを実現するために必要なロボットの動作を自動計画することが目的である.今年度は,操作計画に必要な,指の制御モードの決定法を開発するとともに,それを考慮した物体操作計画アルゴリズムの実装,についての研究を行った.
指の制御モードについては,物体操作時に各ロボット指を位置制御すべきか,力制御すべきか,という問題を扱い,これを自動決定するアルゴリズムを開発した.このアルゴリズムでは,各指の制御モードは,対象物に過大な内力がかかる恐れのない限りにおいて,できるだけ対象物の操作の確実性の指標値を最大にするように決定される.また,計算は線形計画問題を複数回解くことによって実行できる.
さらに,この指の制御モードの自動決定アルゴリズムを,昨年度開発した操作計画手法と統合させることによって,ロボット指による押し操作・転がし操作・ピボット操作などのマニピュレーションが計画可能となった.具体的には,持ち替えの回数を最小限とし,指の負荷ができるだけ小さくなるような,ロボット指の動作およびそのときの制御モードが自動的に生成される.また,計画結果を多指ハンドによる実機システムにおけるマニピュレーションに適用したところ,ほぼ計画通りにマニピュレーションを実行できた.これにより,提案アルゴリズムの有効性を確認した.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 前田雄介: "ロボットによる接触作業における内力の解析"精密工学会誌. 67・12. 1996-1999 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 前田雄介: "複数のロボット指による平面内グラスプレス・マニピュレーションの計画"日本ロボット学会誌. 19・8. 1010-1017 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 前田 雄介: "ロボットによる接触作業における内力の解析"精密工学会誌. 67・12. 1996-1999 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 前田 雄介: "複数のロボット指による平面内グラスプレス・マニピュレーションの計画"日本ロボット学会誌. 19・8. 1010-1017 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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