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検索サイトを利用した調べ学習の効果測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780112
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関宮城教育大学

研究代表者

平 真木夫  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (50312690)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード検索サイト / 調べ学習 / 課題の要求 / 教育の情報化 / 国際比較調査 / Lost in hypertext / 概念地図 / 知識の再構成
研究概要

検索サイトを用いた調べ学習を実験課題にして,課題の要求と検索領域に関する知識度を操作して実験を行った。「課題の要求」とは検索を行う目的に相当しており,被験者はそれぞれ(a)自由に検索するように教示された条件,(b)検索後に多肢選択テストが課せられることを予告された条件,(c)検索後にレポート課題が課せられることを予告された条件が設定された。検索テーマは教育に関する現代的な問題であり,知識度は教員採用試験を受験した学生かどうかで判断された。実験結果より,課題の要求によって検索方略が大きく変化し,また,検索領域に関する知識によっても方略が変化したことが示された。
次に,シンガポールの小学校,中学校に赴いて,インタビューと質問紙調査を行った。
この調査では,(1)情報機器が授業の中でどのように活用されているかを視察し,(2)受験圧力と学習方略の関連性について考察した。これらの調査は,シンガポール国立教育研究所(南洋工科大学内に併設)のEsther Tan教授の協力の下に行われた。シンガポール教育省からの通達で,全ての教科で30%以上の内容をITを活用した授業を行う努力目標が掲げられているが,実際には日本と同様にそれほど活用されているわけではなかった。若手教員を中心に情報機器導入の意欲は低くはないが,これまでと同様に授業を丁寧にすることが重視されていた。むしろ,情報機器の不自然な導入は,一般市民の子弟が通うような公立校ではなくて,先進的な教育技術の導入を意識的に行っている先端校で多く見かけられ,必ずしも有効に機能しているわけではないことも示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Taira, Makio: "How domain knowledge and task type affect the selection of learning strategy"Proceedings in the Asia Pacific Conference in Education. (印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平真木夫: "学校の中の学習(「素朴な心のサイエンス」第5章)"北大路書房(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Taira, Makio: "The Role of Domain Knowledge and PC Literacy of Novice Users"Proceeding in the 3rd International Conference on Cognitive Science. 658-662 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 平真木夫: "「情報機器操作」で扱うレテラシについて"宮城教育大学情報処理センター年報. 9(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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