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広域分散型情報収集・検索システムにおける負荷分散方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780255
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関早稲田大学

研究代表者

山名 早人  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (40230502)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード負荷分散 / ネットワークの経路選択 / 広域分散 / 検索システム / 情報検索 / サーチエンジン / 広域分散処理 / WWWロボット / PROXY / Webページ / 更新頻度
研究概要

平成14年度の研究においては、平成13年度の成果を踏まえた上で、ネットワークの混雑状況を考慮した分散収集の仕組みを提案するため、当該WWWサーバに至る経路が複数ある場合の経路の選択手法について研究を実施した。
具体的には、パケットのトランスポート層の各種情報を分析する事で、複数のネットワーク経路が存在する場合に最適な経路を発見することが可能かどうかを検証した。まず、パケット内のトランスポート層の情報であるTCPヘッダの内容を分析し、複数のネットワークの中から、どのネットワークを使えば効率的にデータ転送を行う事ができるのか示すことができるパラメータを発見することを目指した。
最初に、転送率とTCPの様々なパラメータ(平均ウィンドウサイズ、最大ウィンドウサイズ、RTT)の関連性について解析した。解析の結果、1KB以上の転送量を持つコネクションよりは1KB未満の転送量を持つコネクションのほうが、ウィンドウサイズと転送率の関係を得やすいということがわかった。さらに、長い転送時間のコネクション(実験では1秒以上)よりは短い転送時間(同1秒未満)のコネクションからの方が、ウィンドウサイズと転送率の関係を得やすいことがわかった。
これらの結果は、小さい転送量、もしくは短い転送時間のコネクションでは、安定してパケットの送信が行われているためだと考えられる。大きい転送量、もしくは長い転送時間のコネクションは、送信の途中で何らかの問題点を持っている可能性があるため、最適経路を選択する上でのパラメータとしては用いない方がよいことが分かった。
以上の結果を踏まえ、Webページ収集時に当該WWWサーバまで複数の経路が存在する場合に、経路を選択するための一手法を提案した。
さらに、昨年度からの継続として、Webページの更新間隔をWebページを収集することなく発見するためのアルゴリズム開発を行った。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 熊谷英樹, 山名早人: "Webページの更新傾向を踏まえた効率的な収集方法の提案"第65回情報処理学会全国大会予稿集. 4ZA-4. 1-2 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷英樹, 山名早人: "Webページの更新頻度とアクセス頻度に基づく効率的な収集方法の考案"情報処理学会第64回全国大会論文集. Vol.3. 49-50 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 西村真幸, 山名早人: "ドメイン毎のWebページ数の偏りを考慮した日本のWebページ数推定調査"情報処理学会第64回全国大会論文集. Vol.3. 23-24 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 高見進太郎, 山名早人: "逆リンクのチェックによるサイトの特徴、有用性の調査"情報処理学会第64回全国大会論文集. Vol.3. 29-30 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 赤津秀之, 山名早人: "マルコフモデルを使用したWebランキング"情報処理学会第64回全国大会論文集. Vol.3. 35-36 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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