研究課題/領域番号 |
13J01420
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野間 純平 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 準体助詞 / ノダ文 / 大阪方言 / 石川方言 / 言語変化 / 文法化 / 加賀方言 |
研究実績の概要 |
本年度は、主に石川県方言におけるノダ相当形式の調査・研究を行った。ノダ相当形式とは、「用事があるんです」「電車が遅れたんだ」における「んです」「のだ」などに相当する形式である。石川県方言では、伝統的なノダ相当形式である「ガヤ」に代わって、ここ数十年の間に「ゲン」「ガン」「ネン」といった形式が使用されるようになっている。本年度は、石川県方言における新しいノダ相当形式について調査し、その特徴を記述した。そして、伝統的な「ガヤ」がどのように変化して現在のような体系になったのかを、現地調査と文献調査をもとに明らかにした。 また、前年度には大阪方言のノダ相当形式の記述と成立過程の考察を行ったが、これを今年度明らかにした石川方言のノダ相当形式と対照した。これら2つの方言は、ノダ相当形式が「ノダ」のような「準体助詞+コピュラ」からさらに変化を起こしているという点で共通しているが、その変化のあり方には共通点だけでなく相違点もあることが明らかになった。 本研究で取り上げた大阪方言と石川方言は、日本語の方言の中でもノダ相当形式の変化が最も進んでいると言えるが、本研究の成果は、他の方言において同様の変化が今後起こった際に、変化のあり方を予測する手がかりの1つになると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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