研究分担者 |
山田 誠 函館工業高等専門学校, 助教授 (20210479)
田中 文基 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (30207138)
赤間 清 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (50126265)
三井 聡 旭川工業高等専門学校, 教授 (00219669)
近藤 司 函館工業高等専門学校, 助教授 (40292049)
金井 理 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (90194878)
|
配分額 *注記 |
92,300千円 (直接経費: 71,000千円、間接経費: 21,300千円)
2006年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2005年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2004年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2003年度: 28,730千円 (直接経費: 22,100千円、間接経費: 6,630千円)
2002年度: 39,000千円 (直接経費: 30,000千円、間接経費: 9,000千円)
|
研究概要 |
製品設計から製造において,CAD,CAE,CAM,PDM,CNC工作機械などといったデジタルツールへの依存が増加している.コンカレントエンジニアリングにおいては,異なるデジタルツール間での製品データのデータ交換が頻繁に行われることが必要となっている.設計と製造の有機的な結合と,トレーサブルな製造システムを実現するためには,どのコンピュータ実装にも依存しない形での情報の意味を表現することによる相互運用可能なデジタルツールの実現が必要不可欠である.相互運用性は,製品モデルデータにおいて,対象をすべての協調製造環境において正確に表現することができるかどうかということである.今日では,幾何表現データ,公差データなどすべてのエンジニアリングデータがすべての製品開発段階を通して使用されているわけではない.相互運用におけるエラーは,デジタルツールにおいて製品モデルデータを使用不可能にするエラーである.協調製造環境において相互運用におけるエラーが発生した場合,エラーの原因を探すのは,コストと時間の観点から大変な作業となる.さらに,製品のライフサイクルの間中,情報を表現するデータの品質を保つ必要がある.本研究では,これらの要求を満たすモデルとして,デジタルセマンティック製品モデルを提案した. デジタルセマンティック製品モデルは,製品モデルの品質保証法,人間(設計者や作業者)が理解できコンピュータが処理可能なセマンティックモデル,製品のライフサイクルをサポートするための機能モデルから構成している.本研究では,ISO規格に準拠した製品モデルに対する,製品データ品質検査法の提案,すべてのライフサイクル作業をサポートするための機能モデルの開発,データの意味を表現するために,ISO規格でありオブジェクト指向言語であるEXPRESS言語を用いたデータモデル化と,XMLを用いたデータの表現を行った.
|