配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2002年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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研究概要 |
本研究の成果はWYSIWYG-Net(ウィジウィグ-ネット)を開発したことにあり,これは以下の2つをもって構成される。 1.WYSIWYG-Netの開閉装置の開発:海中での確実なネットの開閉動作を行うための機構を開発した。また,特別なウインチを持たない調査船においても運用可能な開閉式ネットを実現することを目的として,従来の開閉式ネットの運用上の欠点であるアーマードケーブルによる有線制御とは異なる自動開閉制御機構の設計・開発を行った。 上記の開閉装置を搭載したWYSIWG-Netのプロトタイプを製作し,陸上で動作実験を行うとともに,海上での曳網試験を実施した。これらの試験により,同ネットの曳網特性を明らかにするとともに,開閉機構の動作が確実なものであることを確認した。また,同ネットに関して特許出願を行った。(名称:多段開閉式ネット及び採集装置,出願番号:2005-285566) 2.LOPC(Laser Optical Plankton Counter)によるプランクトンの種判別,個体数密度推定の手法確立:海上実験用試験プラットフォームを製作し,曳網深度確認用のSCANMARとLOPCを装着し曳網試験を行い,LOPCによるデータから動物プランクトンの種判別ならびに個体数密度を推定する方法を構築した。また,この方法により推定された種,個体数密度とネットによる結果との比較から,カイアシ類,オキアミ類についてLOPCによる種判別及び量的推定が可能であることを明らかにした。
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