研究課題/領域番号 |
14580170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
三成 由美 中村学園大学, 栄養科学部・栄養科学科, 教授 (60239324)
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研究分担者 |
福本 あずさ 中村学園大学, 栄養科学部, 助手
徳井 教孝 産業医科大学, 産業生態科学研究所・臨床疫学, 講師 (50207544)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 児童 / 食教育 / 日本型薬膳 / プリシード・プロシードモデル / 排便 / 食事 / 学校給食 / 小学校栄養職員 / 食習慣 / 調理 / 魚介類 / 環境 |
研究概要 |
平成12年度の国民栄養調査結果では、学童期の児童を含む年齢階級別栄養素等摂取量の7〜14歳で、炭水化物が不足し、脂質が摂りすぎの状態になっている。この解決策は、主食である米や穀類摂取の勧めであり、米食の主菜となる魚介類、大豆製品、野菜類などを取り入れた低脂肪の和食を食べることの習慣化だと考えられる。本研究は、魚離れをなくし健康的な食習慣形成の基礎づくりを目指して、米国のGreen, L.Wらが開発した行動変容モデルのプリシード・プロシードモデルを用いて「日本型薬膳を食べて、正しい排便習慣を身につける」食教育プログラムを開発し、その効果について評価した。方法は、F県の小学校の5・6年生の児童を対象に、市街部の1082名と農村部の1183名に魚介類に関する意識・実態調査を行った。その結果、地域差は認められず、児童の66%は魚がおいしいというイメージを持ち、魚は好きな食品であることが示唆された。次に、食教育プログラムは小学校栄養職員、教員の協力によるT. T.を導入し、小学校の総合的な学習の時間や学校給食を活用して、F市のH小学校の5年生の児童84名を対集に2群に分けて、その前後で効果を評価した。その結果、準備因子の実態調査で児童の30%は、きのこ類、大豆製品、海藻類など日本の伝統食を嫌っていることが伺えた。排便習慣では、児童の45.2%が不規則であり、遅寝や朝食欠食など生活リズムの乱れが伺えた。促進因子として、媒体や調理示範を取り入れた食育で、句の食材の選択、食材の栄養、魚の鮮度の見分け方や環境を考慮した日本料理の基本、食事と排便の関係等の知識の向上が示唆された。また、朝の健康観察に用いた排便シールより、排便を毎日見る児童が20.7%から89.7%へと1%レベルで有意に高い数値を示し、プログラムの効果が認められた。今後、プログラムの効果を高めるために保護者や地域の協力を得て、食の体験を考慮したフォローアップ事業を取り入れることが望ましいと考えられる。
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