重度・重複障害児における共同注意の障害と発達支援に関する研究

研究課題番号:15530441

2005年度 研究成果報告書概要


代表者

    • 徳永 豊
    • TOKUNAGA, Yutaka
    • 研究者番号:30217492
    • 独立行政法人国立特殊教育総合研究所・企画部・総括主任研究官

研究課題基本情報

  • 研究期間

    2003年度~2005年度

  • 研究分野

    教育心理学

  • 審査区分

    一般

  • 研究種目

    基盤研究(C)

  • 研究機関

    独立行政法人国立特殊教育総合研究所

研究分担者

    • 干川 隆
    • 研究者番号:90221564
    • 熊本大学・教育学部・助教授

研究概要

本研究の目的は、重度・重複障害児を対象として、共同注意行動が形成される前後における発達評価とその発達支援のプログラムを開発することであった。

重度・重複障害の子どもは、その発達段階が1歳程度であり、共同注意関連行動を参考にその発達項目を整理することで、1歳以下の学習評価項目について検討することとした。

共同注意関連行動を手がかりとした行動評価」遠城寺式乳幼児発達検査等を参考に、学習到達度チェクリストを開発した。国語(聞く・話す、読む、書く)、算数(数量、測定、図形)、生活、体育で整理した。

この学習到達度チェックリスト及び学習到達度スコアで、重度・重複障害のある子どもを実態把握し、指導課題を検討した。また、重度・重複障害児の実態把握、目標設定、指導の実際とこの学習到達度チェックリスト、スコアのつながりを検討し、2事例の報告を検討した。これらの結果を、「重度・重複障害児における共同注意関連行動と目標設定及び学習評価のための学習到達度チェックリストの開発」として報告書にまとめた。

共同注意関連行動等を手がかりに、学習到達度チェックリストを作成し、事例の実態把握、課題設定に活用し、その妥当性を検討しだ。障害のある子どもの学習評価は、これからの大きな課題であり、教育課程の在づ方も含めた検討が必要となる。その動向において、障害がある子どもであっても障害のない子どもと連続的な教育課程、学習評価が求められる。この研究の成果は、その点を検討する上でのひとつの手がかりとなると考える。

発表文献

雑誌論文

  • 古山勝, 徳永豊: "重度重複障害児の共同注意に関する行動形成と評価の研究" 日本特殊教育学会第44回大会発表論文集. 218 (2005)

  • 徳永豊: "特別支援教育における教育力を高める" 教育と医学 628号. 77-85 (2005),

図書

  • 徳永豊: "重度・重複障害児における共同注意の障害と発達支援に関する研究" 報告書(国立特殊教育総合研究所). 87 (2006)

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