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労動市場の需給決定に関するマクロ非線形計量経済モデルの構築とその実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730100
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済統計学
研究機関小樽商科大学

研究代表者

寺坂 崇宏  小樽商科大学, 商学部, 助教授 (60313920)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードBox-Cox変換 / 修正Box-Cox変換 / ARMAモデル / 定常 / 攪乱項 / 正規性 / ワルド検定 / 修正ワルド検定 / 定常時系列モデル / 時系列モデルの推定
研究概要

労働市場のミスマッチを考慮した不均衡計量経済モデルを提案する際に有用と考えられる、多変量線形ARMAモデルの攪乱項部分の扱い方に関する成果を中心に、学会報告と論文発表という形で発表した。さらに発表の中で扱った変数変換については、通常使用されるBox-Cox変換を修正した形の新たな変換を提案するに至った。以上の成果は一般的な時系列モデルにおける成果であるが、労働市場の時系列分析にも通じるものであると考えられる。成果の具体的内容であるが、Box, G.E.P and Cox, D.R.(1964)が提案したBox-Cox変換の問題点として、変換後の変数の取りうる範囲についての制約の存在があるが、この制約を取り払う形の変換を「修正Box-Cox変換」として提案した。次に変換後の系列が定常であるという仮定の下で、「修正Box-Cox変換」を多変量線形ARMAモデルの変数に適用し、モデルのMA部分の正規性をできるだけ保持させる形でのモデルの推定アルゴリズムを提案した。さらにその漸近特性を導出したものの、その分布は非常に複雑な形をするものであることが明らかとなったので、係数のモンテカルロ法によるワルド検定を提案した。以上の内容については、日本統計学会2004年度第72回大会で"Modifying the Box-Cox transformation in a stationary time series set-up"(with Y.Hosoya),として発表した。また報告内容は2004年度統計関連学会連合大会講演報告集に査収されている。またオリジナルなBox-Cox変換を多変量線形時系列モデルに適用した成果として、T.Terasaka(2005)"The Box-Cox transformation in the multivariate ARMA model", Annual Report of the Economic Society, Tohoku Universityに論文として発表した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The Box-Cox transformation in the multivariate ARMA model2005

    • 著者名/発表者名
      Takahiro Terasaka
    • 雑誌名

      Annual Report of the Economic Society, Tohoku University 66・4

      ページ: 177-197

    • NAID

      110001136930

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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