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構造解析に基づくPXドメインのシグナル変換機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16370050
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 構造生物化学
研究機関九州大学

研究代表者

神田 大輔  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80186618)

研究分担者 前仲 勝実  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (10322752)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2006年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2004年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
キーワードPXドメイン / SH3ドメイン / PXAドメイン / ドメイン間相互作用 / プルダウンアッセイ / 酵母ツーハイブリッド / ドメインリアレンジメン / NMR滴定実験 / RGSドメイン / ソーティングネキシン13 / ソーティングネキシン14 / MDM1 / 発現系構築 / 小麦胚芽試験内合成系 / 酵母 / VPS17 / SNX3 / RVS167 / 結晶化
研究概要

タンパク質ドメインの立体構造と機能を明らかにすることは,「1つのタンパク質ドメインについての構造機能相関研究が多数のタンパク質の構造に関する情報や機能に関する示唆を一挙にもたらす」という意味において,非常に稔り多い研究分野である.たとえば,1990年代始めのSH2ドメインやSH3ドメインの構造とそれに基づいた機能研究が良い例である,本研究では,我々が世界で初めて立体構造決定に成功したPXドメインを対象に,SH3ドメインとの相互作用を網羅的に検出することを目指した.2つのドメインをそれぞれにもつタンパク質はゲノム中に多数存在するので,そのインパクトは非常に大きい.
PXとSH3ドメインが相互作用する可能性は,本研究が開始される3年前の時点では,種々の状況証拠から考えて,極めてありそうな事であった.しかし,研究成果のなかで詳しく述べられているように,本研究において実験的に検出することはできなかったこと,あるいは論文などの報告が他グループから出てこないことから考えて,現在ではかなり否定的な状況である.これはPXドメインの機能について,否定的ではあるものの一つの事実を確定できたと考える.
そこで,本研究では最後の1年間を使って,PXの新たなターゲットとして,PXAドメインを選定した,PXAドメインはアミノ酸配列だけから定義されたドメインであり,構造のみならず機能についても不明である.本研究ではPXAドメインの発現系の確立と,PXとPXAの間の相互作用の可能性を示す実験結果を得ることに成功した.PXとPXAの間の相互作用の生物学的な意義として,ドメイン間の相互作用が動的に変化して,PXドメインのマスキングが解消される結果,タンパク質が膜へ移行するメカニズムが想定される.

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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