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ヒトゲノム構造にみられる遺伝子位置の偏りの意義とその進化過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16710142
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎ゲノム科学
研究機関北海道大学

研究代表者

小柳 香奈子  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (20362840)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード遺伝子 / ゲノム / 進化 / 発現制御 / ヒトゲノム / ゲノム構造 / 分子進化 / 発現制御ネットワーク
研究概要

申請者のこれまでの研究から、ヒトゲノム上の遺伝子位置及びその構造に偏りがあることが明らかとなっていた。そこで、本課題ではこの偏りの意義の解明すること(目的1)、さらにこの遺伝子構造の進化過程を明らかにすること(目的2)、を目的として研究を行った。
まず、ヒトゲノム上で偏りのみられたhead-to-head遺伝子ペアについて、成人における組織特異性に関する発現情報を用いて、遺伝子ペア間の発現パターンの比較を行った。その結果、遺伝子ペア間では弱いながら発現組織に相関がみられることがわかった。また、遺伝子ペア間において何か共通の特徴はないか、機能アノテーション情報を比較したが、機能アノテーションには特徴的な偏りはみられないことがわかった。これらのことから、ヒトゲノム構造にみられる偏りと遺伝子発現調節との間に関連性のあることが示唆された。
次に、ヒトゲノム上でみられたゲノム構造の偏りが他の生物種でも保存しているか、それはヒトに至る進化の過程でいつ頃進化したのか、また他の生物種にその生物種固有のヒトとは異なった偏りや特徴がないか、といった点について解明する目的で、ヒト以外の生物種(マウス、フグ、ホヤ、ハエ、カ、線虫)についてゲノム構造の比較解析を行った。その結果、この遺伝子構造は哺乳類に特異的にみられるものであり、その他の真核生物にはみられない新しく進化した構造であること、という結果を得た。
最終年度には、上記の結果をまとめ、国際雑誌に発表した。また日本遺伝学会第77回大会で発表し、Best Papers賞を受賞した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Comparative genomics of bidirectional gene pairs an its implications for the evolution of a transcriptional regulation system2005

    • 著者名/発表者名
      Koyanagi KO, Hagiwara M, Itoh T, Gojobori T, Imanishi T.
    • 雑誌名

      Gene 353(2)

      ページ: 169-176

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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