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電子メディア(特にサイバースペース)と表現の自由

研究課題

研究課題/領域番号 16730008
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 公法学
研究機関札幌大学 (2006)
北海道大学 (2004-2005)

研究代表者

小倉 一志  札幌大学, 法学部, 講師 (20360886)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード憲法学 / 表現の自由 / サイバースペース / インターネット / パソコン通信
研究概要

現在のIT革命と呼ばれる、コンピュータをコミュニケーションツールとして活用しようとする社会の流れないし現象を憲法のレンズを通してみると、サイバースペースがきわめて民主的なメディアであり、様々な情報を誰もが低コストで送受信できる点が特に注目される。わずかな資力と設備しかもたない一個人さえもが、世界中の不特定多数の人々に向けて自己を表現することができ、それと同時に、受け手としても従来のマスメディアには見られないような、多様な観点にもとつく多彩な表現内容を入手することが可能となりつつある。しかしながら、その一方で、わいせつな表現や名誉毀損的表現、あるいは差別的表現等もサイバースペース上で流通していることも事実である。わが国においてもサイバースペース上のこうした表現をめぐる紛争・訴訟が生じるようになってきており、これに対する法的手当ても始まっているが、学説側の対応は未だ不十分であるように思われ、アメリカにおける状況と比較すると極めて対照的であるといえる。
私の研究は主としてアメリカにおける判例・学説の全体像を明らかにする中で、(サイバースペース上の表現の自由をいかに守るかという点を基底におきつつ)わが国へのアメリカ法理論の「移植」可能性を模索するものである。
本年度は、情報ネットワーク法学会第5回研究大会(於 南山大学)における研究報告を基にした論説を公表したほか、判例評釈と(分担執筆の)教科書を執筆・公表した。来年度は、今まで書いた論文をアップデートした上で、単著としてまとめる予定でいる。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2007 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (13件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 公法判例研究2006

    • 著者名/発表者名
      小倉一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 56・5

      ページ: 281-303

    • NAID

      120002384391

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースにおける表現内容規制に関する一考察-規制要素としての「コード」と「法」を中心として-2006

    • 著者名/発表者名
      小倉一志
    • 雑誌名

      情報ネットワーク・ローレビュー 5

      ページ: 11-20

    • NAID

      40015433725

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(6)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・6

      ページ: 167-225

    • NAID

      120001152114

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(7)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 56・1

      ページ: 149-196

    • NAID

      120001152115

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(8・完)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 56・2

      ページ: 165-207

    • NAID

      120001152116

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 判例評釈2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 56・6

      ページ: 281-303

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースにおける表現内容規制に関する一考察-規制要素としての「コード」と「法」を中心として-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      情報ネットワーク・ローレビュー 5・1(印刷中)(頁数未定)

    • NAID

      40015433725

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(5)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・5

      ページ: 147-169

    • NAID

      120001152113

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(6)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・6(頁数未定)

      ページ: 59-59

    • NAID

      120001152114

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(1)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・1

      ページ: 53-112

    • NAID

      120001152109

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(2)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・2

      ページ: 85-131

    • NAID

      120001152110

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(3)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・3

      ページ: 125-170

    • NAID

      120001152111

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] サイバースペースと表現の自由(4)-表現内容規制をめぐるアメリカ憲法理論の検討を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 雑誌名

      北大法学論集 55・4

      ページ: 233-278

    • NAID

      120001152112

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 憲法のレシピ(小山剛ほか編・分担執筆)2007

    • 著者名/発表者名
      小倉一志
    • 総ページ数
      356
    • 出版者
      尚学社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 憲法のエチュード(岡田信弘編)2004

    • 著者名/発表者名
      小倉 一志
    • 総ページ数
      40
    • 出版者
      八千代出版
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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