研究課題/領域番号 |
16770006
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
隅山 健太 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助手 (00370114)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 発生・分化 / 発現制御 / 進化 / 遺伝子 / ゲノム / トランスジェニックマウス / evo-devo / cis-因子 |
研究概要 |
1)新たに11種のほ乳類からDlx3-7クラスター全長を含むBAC配列をスクリーニングし、配列を決定し既存の配列を含め多種間比較した。我々が用いたヒト、ヒヒ、キツネザル、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ウシ、ブタ、コウモリ、ヘッジホッグ、アルマジロ、オポッサムの比較では、すべての種に鰓弓特異的エンハンサーI37-2が保存しているのが確認された。ところが単孔類のカモノハシについてはこのエレメントが存在しないことがわかった。魚類ゲノムにはI37-2エレメントが存在しないことと考え合わせると、I37-2はほ乳類で進化した鰓弓由来の頭蓋形態発生に必要なエレメントである可能性が示唆される。現在この結果を投稿準備中である。2)Dlx3-7クラスターの遺伝子間領域約20kbには、I37-2以外にも複数のエンハンサー候補領域があるが、そのうちの一つI37-1からI37-3を含むDlx3遺伝子の下流約2.2kbの領域が、四肢でのDlx3遺伝子の発現を制御する領域であり、このエレメント中には指間領域およびAER両方の発現制御領域が含まれていることを明らかにした。興味深いことに、Dlx3下流のこの領域は両生類では四肢のエンハンサーではなく、別のDlx3遺伝子上流の四肢エンハンサーが存在している。このことから脊椎動物の進化の過程で同じ活性を有するエンハンサーエレメントの位置はダイナミックに変化していることが示唆された。現在このエレメントのエンハンサー活性と進化に関する論文の投稿準備中である。
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