研究課題/領域番号 |
16770078
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前仲 勝実 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (10322752)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | MHC / CD160 / 相互作用解析 / NK細胞 / X線結晶構造解析 / NMR / がん細胞 / 巻き戻し |
研究概要 |
CD160(BY55)レセプターは末梢血NK細胞(および細胞傷害性T細胞の一部)に発現し、NK細胞を活性化する。NK細胞活性化レセプター群の多くはそのリガンドが同定されていないが、最近CD160はホモ多量体を形成してMHCクラスI(MHCI)を認識することが細胞レベルで明らかにされた珍しいレセプターである。そこで、本研究ではCD160のMHCIに対する分子認識機構を機能(速度論及び熱力学)および立体構造解析(X線構造解析)の両面から分子レベルで明らかにすることにより、NK細胞の活性化機構を理解することを目的とする。 平成16年度に大腸菌の封入体からの巻き戻し系を用いて作製したCD160分子では、単量体しかえられないなど、生理的活性を有する状態にあるかどうか、不明な点が多くあった。また、このCD160多量体をゲル濾過、イオン交換クロマトグラフィーによって単一な多量体分子を単離することは困難であり、大腸菌の分泌発現系を用いてもCD160分子を発現することができなかった。そこで、本年度は、CD160分子の単一な多量体の大量調製のために、本来CD160分子が発現しているヒト細胞である293細胞を用いた分泌発現系を構築した。シグナル配列を発現ペクター由来のものを用いて発現させたところ、3量体と2量体の混合物が得られ、シグナル配列のプロセッシングに問題があることが明らかとなった。そこで、天然のCD160由来のシグナル配列に戻したところ、単一の蛋白質としてCD160分子が得られた。
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