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運動神経細胞における運動時の神経栄養因子シグナル伝達に及ぼす支配筋特異性の影響

研究課題

研究課題/領域番号 17700514
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関中村学園大学

研究代表者

中野 裕史  中村学園大学, 人間発達学部, 講師 (60301678)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードTrkB / p-Trk / 運動神経細胞 / ヒラメ筋 / 足底筋 / ラット / BDNF
研究概要

本研究では,特定の筋を支配する運動神経細胞を逆行性に同定することによって,運動による神経栄養因子のシグナル伝達経路を単一運動神経細胞レベルで検討するとともに,支配筋によってシグナル伝達に相違が認められるかどうかについて検討することを目的とする.19年度は,運動条件の相違によって両筋でリン酸化の程度が異なるかどうかを支配筋別に確認することを目的とした.
成熟したWistar系雄性ラットの左脚ヒラメ筋と右脚足底筋に逆行性神経標識物質であるNuclear Yellow(2%濃度)を10〜20μl注入し,約24時間後に乳酸性作業閾値以下のスピード(10m/min)と乳酸性作業閾値以上のスピード(25m/min)でランニングを30分間実施した.終了後に断頭屠殺し,脊髄を摘出後,厚さ12μmの連続凍結切片を作製し,蛍光顕微鏡により運動神経細胞を同定した.切片にはTrkB,p-Trk抗体による免疫染色を施した.
その結果、ヒラメ筋,足底筋の支配運動神経細胞ともにTrkB,p-Trkの染色反応が認められ,運動によるTrkBのリン酸化が確認された.また,ヒラメ筋支配運動神経細胞では運動強度による染色反応の相違がほとんど認められず,一方,足底筋支配運動神経細胞では運動強度の増加とともに染色反応が増加する傾向にあった.
これらの結果から,両筋でリン酸化の程度が異なるとともに,さらにリン酸化の程度が運動強度に影響されることが示唆された.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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