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環境とのインタラクションを伴う物体操作における人間の技能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18047010
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関横浜国立大学

研究代表者

前田 雄介  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (50313036)

研究分担者 杉内 肇  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 講師 (50206405)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワードマニピュレーション / 動作解析 / 技能 / ピボット操作 / CPG / 筋骨格系モデル / 隠れマルコフモデル / MDL基準
研究概要

人間はきわめて柔軟で器用なマニピュレーション能力を持っており,環境とのインタラクションを伴う物体操作(グラスプレス・マニピュレーション)においても,環境からの反力を巧みに利用して物体を操ることができる.このような人間の能力は移動知の発現と考えることができる.本研究では,人間の行うグラスプレス・マニピュレーションに着目し,その技能のモデルを求めることを目的としている.
今年度は,グラスプレス・マニピュレーションの中でも二指のピボット操作に着目して研究を行った.具体的には,人間の操作の計測結果を参考にして,CPG(Central Pattern Generator)に基づくピボット操作の制御モデルを構築した.この制御モデルは,松岡のニューロンモデルを用いて,手首の運動に関わる3つのニューロンと指の運動に関わる2つのニューロンから構成されている.これを用いてハンドを制御することによって,リズムの引き込みによって物体のピボット操作が実現可能であること,床面の摩擦係数の変化にも適応可能であることを動力学シミュレーションによって確認した.
また,人間の手の機能とマニピュレーション技能の理解のために,詳細な筋骨格系モデルに基づく人間の手のモデルを開発した.このモデルは24リンク・31自由度の骨格系モデルと35筋切片・73腱切片から成る筋腱モデルから構成されており,筋力に基づいて指の運動の動力学シミュレーションを行うことが可能であることを確認した.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Hidden Markov Modeling of Human Pivoting2007

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Maeda
    • 雑誌名

      J. of Robotics and Mechatronics 19

      ページ: 444-447

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 手の運動シミュレーションのための詳細人体モデル構築2009

    • 著者名/発表者名
      村松 聡
    • 学会等名
      第25回日本ロボット学会学術講演会
    • 発表場所
      千葉県習志野市
    • 年月日
      2009-09-15
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 手の運動シミュレーションのための詳細人体モデルの構築2007

    • 著者名/発表者名
      村松 聡
    • 学会等名
      第8回計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術講演会
    • 発表場所
      広島県広島市
    • 年月日
      2007-12-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] CPGに基づく人間のピボット操作モデル2007

    • 著者名/発表者名
      潮田 達也
    • 学会等名
      計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会 2007
    • 発表場所
      東京都渋谷区
    • 年月日
      2007-11-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Analysis of Human Pivoting Operations Using Hidden Markov Models2007

    • 著者名/発表者名
      Yusuke MAEDA
    • 学会等名
      2nd Int. Symp. on Mobiligence
    • 発表場所
      兵庫県淡路市
    • 年月日
      2007-07-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 詳細人体モデルによる手の運動シミュレーション2007

    • 著者名/発表者名
      村松 聡
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会 2007
    • 発表場所
      秋田県秋田市
    • 年月日
      2007-05-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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