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把持・非把持状態間の柔軟な遷移に基づく器用なロボットマニピュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 18700197
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関横浜国立大学

研究代表者

前田 雄介  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (50313036)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード把持 / マニピュレーション / グラスプレス・マニピュレーション / 多指ハンド / 動作計画
研究概要

本研究では,ロボットによる物体のマニピュレーションの問題を扱っている.物体を把持した状態での操りと,物体を把持せずに,押す・転がすなどしての操り(グラスプレス・マニピュレーションと呼ばれる)を統一的に計画・実行できる手法を開発することで,把持状態・非把持状態の間を巧みに遷移させながら,人間のように器用な操りを行う能力を,ロボット上で実現させることを目的としている.
今年度は,把持・非把持状態の双方に適用可能な,多指ハンドによる物体拘束のロバスト性を評価する手法を開発した.これは,外乱に対して拘束がどれくらいまで耐えられるかを定量的に評価するものであり,これまでに開発した不静定接触力の計算法を利用して,線形計画問題を繰り返し解くことによって評価値を得ることができる.
また,この評価指標を利用して,多指ハンドによる物体拘束の計画アルゴリズムを開発した.具体的には,評価指標の値が最も大きくなる拘束方法を探索することによって,(準)最適な指配置を決定する,というものである.ただし,評価指標の計算コストが大きいため,緩和問題を利用して計算量を軽減する手法を合わせて開発した.このアルゴリズムを把持計画ソフトウェアの「Grasp It!」を改造して実装した結果,マグカップや直方体を対象物体として,把持による物体拘束だけでなく,テーブルの上に物体を押しつける,といった非把持の物体拘束も自動計画できることを確認した.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Analysis of Indeterminate Contact Forces in Robotic Grasping and Contact Tasks2007

    • 著者名/発表者名
      前田 雄介
    • 学会等名
      2007 IEEE/RSJ Int. Conf. on Intelligent Robots and Systems
    • 発表場所
      アメリカ・サンディエゴ
    • 年月日
      2007-10-31
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 把持動作とグラスプレス・マニピュレーションに適用可能な関節トルク最適化手法2007

    • 著者名/発表者名
      槇田 諭
    • 学会等名
      第25回日本ロボット学会学術講演会
    • 発表場所
      千葉県習志野市
    • 年月日
      2007-09-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Joint Torque Optimization for Grasp/Graspless Manipulation2007

    • 著者名/発表者名
      槇田 諭
    • 学会等名
      The 3rd International Symposium on Measurement, Analysis and Modeling of Human Functions
    • 発表場所
      ポルトガル・カスカイス
    • 年月日
      2007-06-16
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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