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養殖魚の安全性確保のための残留医薬品分析法の開発ならびに適切投与量の評価

研究課題

研究課題/領域番号 18800040
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関県立長崎シーボルト大学

研究代表者

岸田 邦博  県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 助教 (30412703)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,570千円 (直接経費: 2,570千円)
2007年度: 1,240千円 (直接経費: 1,240千円)
2006年度: 1,330千円 (直接経費: 1,330千円)
キーワード食の安全 / 食品衛生 / 分析化学 / 抗生物質
研究概要

食の安全がおびやかされている昨今、消費者にとって安全で安心できる食糧の供給体制の確立は急務である。本研究は、養殖魚の残留医薬品問題を解決するための一方策として、生産者が残留濃度を経時的に把握できるような簡便・迅速な分析方法の検討を行った。また、分析に用いる溶媒使用量を減らすなど、環境負荷の軽減も重要なテーマである。テトラサイクリン系抗生物質4種(オキシテトラサイクリン、テトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、ドキシサイクリン)を対象として養殖魚(ブリ)からの分析法を検討した。微量分析が可能なビーズ式細胞破砕装置を用い、従来のロータ・ステータ方式ホモジナイザーとの抽出効率の比較を行った結果、同程度の回収率・精度が得られサンプル量、溶媒量及び分析時間の大幅な削減が達成できた。測定条件の検討として、LC/MSでの分析及び毒性を考慮して酢酸・エタノール・水系での分離を試みたが達成できなかった。一般的な逆相系カラムでは4種化合物の分離が困難であったため、Pentafluorophenylpropyl基を導入したDiscovery HS F5カラムを用いてクエン酸・アセトニトリル・水系移動相によるHPLC分析を行った。平均回収率約70%、変動係数10%未満の結果が得られたが、本法は従来法とは異なり抽出液を蒸発乾固させたのち一定量にメスアップして定量する操作を省いているため、定量における誤差が生じることも考えられることから、現段階ではスクリーニング法としては簡便で有効な分析法であると思われる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ビーズ式細胞破砕装置を用いた養殖魚からのテトラサイクリン系抗生物質の分析2007

    • 著者名/発表者名
      岸田 邦博
    • 学会等名
      第94回日本食品衛生学会学術講演会
    • 発表場所
      静岡県立大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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