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虚弱高齢者を対象に転倒防止を目的とした動的平衡機能改善プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18800052
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関東洋大学

研究代表者

神野 宏司  東洋大学, ライフデザイン学部, 准教授 (20408975)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,380千円 (直接経費: 1,380千円)
2007年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
2006年度: 850千円 (直接経費: 850千円)
キーワード高齢者 / 転倒予防 / 動的平衡機能
研究概要

転倒は要介護認定となる理由の第3位と医療費,介護保険料の上で重要であると同時に高齢者のQuality of Life(QOL)にとっても重要な問題である.本研究課題では,虚弱高齢者を対象に動的平衡性の向上を目的とした運動プログラムの実施による自立機能,身体的生活機能,実行可能性,QOL指標への効果を合わせて検討した.研究対象者は地域在宅高齢者を対象に研究の趣旨を説明したうえで体力測定会を開催し,参加者の中から開眼片足立ち時間が30秒未満の者を対象とした.教室参加者と非参加者群に分けた後,教室参加群に対してバランスボードを用いた運動プログラムの指導,および自宅での実践を支援する映像情報の提供,家族からの支援を促すプログラムの提供を行った.本研究により得られた結果は以下の通りである.
1. 身体機能
教室参加群の形態および筋力測定結果は非参加群と比較して有意な変化は認められなかった.それに対して平衡性の評価項目である開眼片足立ち,閉眼片足立ち,Functional Reachテストに有意な変化が認められた.
2. アンケート調査
身体機能の変化と同居者・家族からみた参加者の行動様式の変化に関連性が伺われた.また,抑うつ度およびQOL指標に有意な向上が認められた.
3. プログラムの実行可能性
運動実施記録の記載状況により2群に分けて比較したところ,記載状況の良好な群の身体機能,QOL指標に良好な結果が得られていた.
4. 効果の持続性
教室参加群の身体状況は追跡6ヶ月の時点で継続実施者と非実施者で差が認められているが,さらなる検討を必要するものと考えられる.
以上の結果から本プログラムの有効性が認められるがさらなる検討の必要性が示唆された.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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