研究課題/領域番号 |
21406020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鈴木 定彦 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 教授 (90206540)
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研究分担者 |
中島 千絵 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 特任助教 (60435964)
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連携研究者 |
松葉 隆司 鳥取大学, 医学部, 講師 (20304206)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2009年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 結核菌群菌 / 多剤耐性 / 超多剤耐性 / 遺伝子変異 / 浸淫度調査 / 結核 / リファンピシン / イソニアジド / 遺伝子解析 / 侵淫度調査 / データベース |
研究概要 |
多剤および超多剤耐性結核の調査が不十分と考えられるアジアの国々のうち、特にミャンマー、バングラデシュならびにネパールに焦点を絞り、臨床分離結核菌株を収集し、リファンピシンならびにイソニアジド耐性と遺伝子変異の関係を調査した。ミャンマーの多剤耐性結核菌のrpoB遺伝子変異ならびkatG又はinhA遺伝子変異保有割合はそれぞれ71.3ならびに72.5%であった。一方、バングラでシュにおいてはrpoB遺伝子変異ならびkatG又はinhA遺伝子変異保有割合はそれぞれ95.0ならびに94.5%であり、ネパールにおいてはそれぞれ97.2ならびに93.8%であった。また、バングラデシュにおいて多剤耐性結核菌218株中7株、ネパールにおいては多剤耐性結核菌109株中13株の超多剤耐性結核菌を見出した。これらの超多剤耐性結核菌全てにおいてカナマイシン耐性rrsならびにgyrAまたはgyrB遺伝子上に変異が見られた。薬剤耐性と遺伝子変異の相関は国ごとに異なるものであり、遺伝子変異分析を基盤とする結核菌薬剤感受性試験を実施するにあたっては事前にその相関を調査する必要があるものと結論された。また、今回の調査により超多剤耐性結核菌の存在がバングラデシュならびにネパールおいて明らかになったことから、これらの伝播動態調査が急務と考えられた。
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