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メニーコアCPUにおける冬眠コアのゼロ化

研究課題

研究課題/領域番号 21650010
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関早稲田大学

研究代表者

山名 早人  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40230502)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード分散システム / 並列計算機 / Webクローラ / ストリームコンピューティング / アルゴリズム / オペレーティングシステム / ネットコンピューティング
研究概要

2010年度は、2009年度に開発したシステム自動最適化アルゴリズムの実機評価を目指した。本アルゴリズムはProducer-Consumer型のモジュール群で構築されたアプリケーションにおいて、メニーコアCPUを最大限に利用できるよう各モジュールに割り当てる計算機やスレッド数を自動で決定し、アプリケーションの性能を最適化することが目標である。研究には我々が開発している分散処理フレームワークであるQueueLinkerを用いた。
2010年度は、まず、自動最適化アルゴリズムの評価用アプリケーションとしてWebクローラを開発し、QueueLinkerのプロトタイプにより動作を確認した。本クローラを構成するモジュールは全てProducer-Consumer型であり、QueueLinkerにより分散実行できる。実験に先立ち、本クローラがWebサーバにかける負荷を軽減するために、同一Webサーバに対するアクセス時間間隔の最小値を厳密に保証するクローリングスケジューラを開発した。本スケジューラは、時間計算量が0(1)であり、空間計算量の上限がクローリング対象のURL数に依存しない。本アルゴリズムはDEIM 2011において発表した。
そして、開発したWebクローラをアプリケーションに用い、QueueLinkerの自動プロファイリング機能を開発した。本プロファイリング機能は、モジュールが使用するCPU時間や、ネットワーク通信量をプロファイリングできる。その後、昨年度開発したシステム自動最適化アルゴリズムを実際のプロファイリングデータを利用して動作するよう設計を修正した。本アルゴリズムは、各モジュールが使用するリソース量に基づいて、アプリケーションの性能が最大になるように、モジュールに割り当てる計算機やスレッド数を自動で決定するものである。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] QueueLinker:パイプライン型アプリケー-ションのための分散処理フレームワーク2010

    • 著者名/発表者名
      上田高徳, 片瀬弘晶, 森本浩介, 打田研二, 油井誠, 山名早人
    • 雑誌名

      第2回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム論文集 E1-3

      ページ: 17-17

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] ウェブサーバへの最短訪問間隔を保証する時間計算量が0(1)のウェブクローリングスケジューラ2011

    • 著者名/発表者名
      森本浩介・上田高徳・打田研二・山名早人
    • 学会等名
      第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM)
    • 発表場所
      静岡県伊豆市
    • 年月日
      2011-02-28
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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