研究課題/領域番号 |
23520411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
村山 功光 関西学院大学, 文学部, 教授 (20460016)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | グリム兄弟 / ルンゲ / ロマン主義 / イメージ論 / ヘルダー / 自然観 / ポエジー / 子ども観 / 民衆詩 / フィリップ・オットー・ルンゲ / ドイツ / イメージ / 自然 / 近代批判 / ドイツ・ロマン派 / ユートピア思想 / イメージ研究 / メールヒェン |
研究成果の概要 |
グリム兄弟の文学観(民衆の伝承には古代の記憶が残存)、人間観(古代人・民衆・子どもは人類史的・個人史的に〈幼年期〉)、宗教観(神に導かれた無自覚的な文学創造)の独自性を、18世紀後半の疾風怒濤、18世紀末の初期ロマン派の思想の圏内で追究した。特に兄弟の思想を〈近代人的分裂〉解消の処方箋の一つと捉え、〈自然〉憧憬がどのような視覚的〈イメージ〉によって醸成され、また思考が新たな〈イメージ〉を喚起するのかを研究した。ゲーテの形態学の植物、ヘルダーの〈民衆ポエジー〉、画家ルンゲの〈新しい風景画〉の子ども・植物・大宇宙のモチーフとアラベスク手法との関係から、兄弟独自の〈自然ポエジーの風景〉を解明した。
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