研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は、これまで皇民化運動によって抑圧されたと考えられてきた中国語による文学表現を、戦時動員という角度から再考することを目的とした。中国大陸や南洋に日本の勢力圏が拡大したことにより、台湾人の「海外進出」の機会は着実に増加し、同時に中国語によるプロパガンダの必要性も急上昇した。そうした需要を満たすため、皇民化の論理に反してでも、中国語による大衆的な文学テクストの創出が求められたのである。
すべて 2014 2013 2011 その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 図書 (3件)
『言語文化研究』
巻: 25巻1号 ページ: 97-100