研究課題
若手研究(B)
最新の聴覚モデルでは、聴覚は到来した音響信号を、蝸牛基底膜のフィルタバンクによる周波数分析の結果であるトノトピック情報と、聴神経の位相固定による周期の表現である時間間隔情報に符号化する。先行研究では、両者が統合されている可能性が示されてきた。両者が2次元空間表象として統合されると仮定し、この空間における遷移パタンの同定課題を行ったところ、仮定を支持する結果は得られなかった。ただし、聴覚初期過程の計算モデルAIMの出力では、波形の周期を表現する「安定化聴覚イメージ(Summary SAI)」にもトノトピック情報の手がかりのパタンが現れた。時間間隔情報上でトノトピック情報の手がかりと時間間隔情報の手がかりが干渉する可能性が示唆された。
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Proceedings of ICA2013
NeuroReport
巻: Vol. 24(1) ページ: 41-45
Proceedings of Meeting on Acoustics
巻: 未確定
Basic Aspects of Hearing
Basic Aspects of Hearing, Springer, Chap 17 (Proc of 16th International Symposium on Hearing, St. John's College, Cambridge)
http://www.tara.tsukuba.ac.jp/~tmatsui/