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クーリングが骨格筋酸素化動態に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 23934012
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 健康・スポーツ科学
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

大垣 亮  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 嘱託助手

研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2011年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード運動間のクーリング / 骨格筋酸素化動態
研究概要

[研究目的]
クーリングは,スポーツ活動時に体温や筋温の過度な上昇を抑制するために,主働筋や頭頚部をアイスパックなどで冷却するコンディショニング方法である.しかし,その生理学的効果は不明な点が多く,効果的な方法論は確立されていない.本研究では,運動間のクーリングが局所の代謝能と筋血流に及ぼす影響を検討するために,2回の自転車ペダリング運動の運動間に大腿部を冷却し,クーリング中およびクーリング後の骨格筋酸素化動態の経時的な変動を調査した.
[対象と方法]
本研究は,運動習慣のない健康な成人男性8名を対象とし,自転車エルゴメーターを用いて60%HRmax(W)の負荷で,60rpmを維持しながら30分間ペダリング運動を行った.運動終了後,10分間の休息時間を挟み,再び同様の負荷で30分間ペダリング運動を行った.休息時間には,アイスパックを用いて両大腿部前面を冷却するCooling条件と,座位にて安静にするNon-Cooling条件を設定した.全ての対象者は,Cooling条件とNon-Cooling条件による実験を異なる日に行い,各条件間には5日以上の間隔を設け,ランダムにクロスオーバーで実施した.骨格筋酸素化動態の測定として,右大腿部前面の組織酸素化指標(TOI),総ヘモグロビン量(Total-Hb),酸素化ヘモグロビン(Oxy-Hb)及び脱酸素化ヘモグロビン(deoxy-Hb)を経時的に記録した.同様に,右大腿部前面の皮膚表面温度及び筋内温度も経時的に記録した.各測定項目の経時的変動をCooling条件とNon-Cooling条件で比較した.
[研究成果]
Cooling条件では,10分間の冷却後に皮膚表面温度及び筋内温度は有意に低下した.一方,TOI,Total-Hb,Oxy,Hb,deoxy-Hbは,条件間で差はなかった.運動間に行うクーリングは,主動筋の皮膚表面温度及び筋内温度を低下させるが,局所の代謝能や筋血流に対しては著名な影響を与えない可能性が示唆された.

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2016-04-21  

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