研究課題/領域番号 |
24730033
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際法学
|
研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
小林 友彦 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (20378508)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 迂回防止 / 信義則違反・権利濫用 / 農業輸出補助金 / アンチダンピング / WTO協定 / 国際法の遵守確保 / 国際法と国内法 / 租税回避 / 遵守確保 / WTO紛争処理手続 / FTA(EPA、TPPや日中韓FTAを含む) / 迂回(circumvention) / プレーン・パッケージング / 条約の国内実施 / 信義則 / 権利濫用 / 条約の国内適用 / 輸出補助金 / 農業協定 |
研究成果の概要 |
国際法の実効性確保に関わる第三世代の問題として「迂回」を捉え、その包括的な把握を試みた。具体的には、WTO協定中に置かれた明示的または黙示的な迂回防止規定である農業協定10条の他、同協定4.2条、ガット20条、繊維協定5条等の関連規定の機能について、「迂回防止」という機能的な共通性を軸にして統合的に整理するための課題を明らかにした。基本的には、条約規律全体の実効性の観点から「迂回」を抑止する機能を確保するという要請がある一方で、過剰規制とならないようにするためのバランスの取り方が鍵となることを示した。
|