研究成果の概要 |
英国の大学図書館における障害学生への支援は,「障害者差別禁止法」 (1995)の制定後,組織として,公的に支援を開始した。現在,図書館の状況に応じた支援体制で,支援は行われている(主に活字資料に代わる代替資料の提供)。 支援の基盤に,①パートナーシップの精神を根底とする職員の意識,②障害サービス部,IT関連部署,サポートワーカーとの連携, ③政府による法的整備と大学による組織としての支援環境体制づくり, ④大学外におけるネットワーク(大学図書館地域別研究会,図書館コンソーシアム,高等教育支援機関)を活用した研修があった。これらの相互の影響が支援を支え,図書館業務の1つ として組み込まれていた。
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