研究課題
基盤研究(C)
ヤツメウナギは円口類に属し、脊椎動物のなかでも最も初期に分岐し、祖先的な形質を保持しながら現在に残る動物である。本研究ではヤツメウナギを主たる材料に、始原生殖細胞をはじめとする未分化な前駆細胞の起源と挙動が脊椎動物の進化過程でたどった道のりを明らかにすること目指し、発生過程における遺伝子の発現パターンの解析と、組織形態学的観察、および遺伝子導入による細胞運命の追跡手法の確立をおこなった。他の脊椎動物系統で得られた知見と比較検討を行い、長距離移動性の未分化前駆細胞の獲得が、複雑かつ多様な形態の進化に結びついたと推察した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 6件、 招待講演 1件)
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