研究課題/領域番号 |
26360019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
江口 伸吾 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (20326408)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 現代中国 / 大衆路線 / 徳治 / 国民統合 / 人民社会 / ガバナンス / リンケージ・ポリティクス / 新常態 |
研究成果の概要 |
本研究は、近年、習近平が進める大衆路線に関して、その政治過程を整理するとともに、グローバル化が進む現代中国において、大衆路線が政治的・社会的ガバナンスに如何なる影響を与えたのかを考察した。 この結果、大衆路線が中国の政治社会に与える特徴として、①徳治主義的な党員教育と政治エリートの統治能力の向上、②反腐敗運動と連動した綱紀粛正の強化とその問題性の露呈、③党員の群衆への奉仕と民生の向上、④ナショナリズムに基づく中国型の国民統合の促進、⑤「公民社会(Civil Society)」とは異なる「人民社会」への移行があげられ、党・国家主導の政治的・社会的ガバナンスの再構築が進んだことを明らかにした。
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