研究課題/領域番号 |
26380499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
島本 実 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (20319180)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | イノベーション / 研究開発 / 技術政策 / ナショナル・プロジェクト / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究は日本企業の研究開発活動によるイノベーション達成および新事業創造に対して、技術政策が与える効果を明らかにし、政策に成功をもたらすメカニズムを解明したものである。具体的には我が国における再生可能エネルギーの技術研究開発を中心的なテーマとし、国家プロジェクト体制の組織内部における多様な主体間のインタラクションのプロセスを複数の視点から明らかにした。同計画により、日本の太陽光発電は一時期は世界1位のシェアをもつほどの成長を遂げることに成功した。その過程について工学的・経済的合理性の他、法や税務の制約、行政官や企業の研究者たちによる研究開発の方向性に関する戦略的行動があるということがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では再生エネルギーの国家プロジェクトであるサンシャイン計画の歴史とその成果を明らかにしたものである。研究の成果は『計画の創発:サンシャイン計画と太陽光発電』(有斐閣、2014年)として書籍として刊行された。同書は日経・経済図書文化賞、組織学会・高宮賞(著書部門)を受賞し、当該領域における学術研究として高い評価を受けた。京都大学植田和弘教授との共編著による『グリーン・イノベーション』(中央経済社、2017年)は、本研究の内容をより広範な経済学・経営学の研究と接合したものである。これらの書籍の他、関連する数本の論文、国内外における複数回の学会発表によって、成果を広く世に伝えることができた。
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