電子・陽電子衝突に依る超対称性粒子生成反応に於ける輻射補正

Research Project Number:08640391

FY1998 Annual Research Report

Principal Investigator

    • 黒田 正明
    • Researcher Number:00170134
    • 明治学院大学・一般教育部・教授

Basic Information of this Research Project

  • Project Year

    FY1998〜FY1998

  • Research Field

    素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理

  • Screaning Classification

    一般

  • Research Category

    基盤研究(C)

  • Research Institution

    明治学院大学

  • Budget Amount

    • FY1996:¥800000 (Direct:¥800000)
    • FY1997:¥500000 (Direct:¥500000)
    • FY1998:¥600000 (Direct:¥600000)

Co-Investigators

    • 神保 雅人
    • Researcher Number:10226392
    • 東京経営短期大学・経営情報学科・助教授

Abstract

昨年に引き続いて,高エネルギー加速器研究機構のメンバーと共同で,昨年に作成されたGRACE・SUSYの中核となるmodef fileとfin fileのチェック作業を終了した.数式処理プログラムREDUCEを使って,カウンター項を自動計算プログラムGRACE/SUSYに組み込む作業を半自動的に行った.

繰り込みスキームの再確認をおこない,続いて,各繰り込み定数に対応する2点関数を作成した.このようにして完成したしたGRACE/SUSYを使ってH+ tbの崩壊幅の輻射補正を計算し,輻射補正に対するQCD補正,SUSY-QCD補正,電磁相互作用の補正を比較した.また,QCD補正とSUSY-QCD補正に関しては,既存の論文と結果を比較して,GRACE/SUSYが正しく作動していることを確かめた.この崩壊過程を使って,輻射補正の繰り込みスキーム依存性を調べ,スキーム依存性が小さくないことを発見した.

超対称性理論で予言されている超対称性粒子は一個も発見されていないので.理論に未知の変数が多数ある.その変数空間での輻射補正の安定性を調べたところ,変数空間のほとんどの領域で.輻射補正が100%を越えることが分かった.このことから,摂動論の安定性に基づいてSUSY変数に強い制限がつき.超対称性粒子の質量のとり得る値にに強い制限がつく.今,高エネルギー加速器研究機構の南建屋のメンバーとともに様々なSUSY過程の輻射補正の自動計算をすすめており,これは同時に自動計算システムGRACE/SUSYのチェックにもなっている.

研究成果の一部は1998年11月に東京の日仏会館で行われたシンポジウムで発表された.

Publications

  • 黒田正明: "How to introduce renormalization constants in a system of mixed fields" 明治学院論叢. (印刷中). (1999),

URI of this page

http://kaken.nii.ac.jp/en/p/08640391/1998/3/ja