がん関連倦怠感を緩和するマインドフルネスを用いた音楽療法プログラムの開発
Project/Area Number |
19K19588
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Kyoto University (2022) Shitennoji University (2019-2021) |
Principal Investigator |
山崎 香織 (池内香織 / 池内 香織) 京都大学, 医学研究科, 研究員 (10460966)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 音楽療法 / マインドフルネス / がんサバイバー / がん関連倦怠感 |
Outline of Research at the Start |
倦怠感は、がん患者が最も高頻度に経験する症状であり、QOLを阻害する症状である。がんと診断されたすべての者を「がんサバイバー」というが、倦怠感は治療期のみならず、治療終了後のがんサバイバーにもみとめられる症状である。しかしながら、倦怠感に対するケアはいまだ不十分であり、効果的な緩和方法は限られている。 そこで本研究では、倦怠感を抱えたがんサバイバーの生活の質を保証するために、倦怠感に対する患者負担の少ないマインドフルネスを用いた音楽療法プログラムを開発し、その効果を検証することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、倦怠感を抱えたがんサバイバーを対象に、患者負担の少ないケアとして、マインドフルネスを用いた音楽療法プログラムを開発し、その効果を検証することである。 倦怠感は、多くのがん患者が経験する症状のひとつであり、Quality of Life(QOL)を阻害する症状でもある。倦怠感はがんの治療器のみならず、治療終了後のがんサバイバーにもみとめられる症状である。しかしながら、倦怠感に対するケアはいまだ不十分であり、効果的な緩和方法は限られているため、がんサバイバーのQOLを保障するために、倦怠感を緩和する新たなケアの開発は重要な課題である。 初年度の2019年度はマインドフルネスを用いた音楽療法プログラムの内容と実施方法の検討を行った。これらの結果から作成したマインドフルネスを用いた音楽療法プログラム案について、2020年度にパイロットスタディを実施する予定であったが、新型コロナ感染症拡大の影響により、パイロットスタディは実施できず、対象者と対面で実施する予定であった音楽療法プログラムの変更を余儀なくされた。そのため、オンラインで実施可能な音楽療法プログラム案を作成し直した。2021年度はオンラインによる音楽療法を健常者を対象に試験的に実施した。そして、乳がんサバイバーを対象としたオンラインによる音楽慮法の介入に関する研究倫理審査を受け、承認を得た。2022年度は、オンラインによる音楽療法の介入を実施予定であったが、研究代表者の所属変更に伴い、倫理審査を受け直す必要があり、対象者リクルート方法の変更の検討に時間を要し、次年度に新たな所属機関での倫理審査を受ける予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は小集団の対象者と対面にて、マインドフルネスを用いた音楽療法プログラムを実施予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、予定通りの介入が困難な状況となった。そのため、介入プログラムを対面ではなくオンラインによる介入に変更し、研究倫理審査を受け直した。しかし、研究代表者の所属機関変更に伴い、倫理審査を受け直す必要があったが、代表者の産休により、進捗が遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
作成し直したオンラインによる音楽療法プログラムの介入研究について、研究代表者の新たな所属機関における倫理審査を受け、承認を得た後、対象者を募集し、介入を実施し、評価する予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(1 results)