研究課題/領域番号 |
17K01252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
奥貫 圭一 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (90272369)
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研究分担者 |
佐藤 俊明 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 特任准教授 (50567146)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | GIS / 沿道 / ボロノイ / 世帯 / ドローネ / 隣接関係 / 建ぺい率 / 道路ネットワーク / ソフトウェア |
研究成果の概要 |
本研究では,社会システム工学でしばしば考えられてきた人口や建物の密度を,新たに道路ネットワーク上の密度(沿道密度)としてGIS上で扱うための方法を追究し,フリーGISデータの活用を視野に入れつつ,その実践のためのソフトウェアツールボックスを開発してきた。 具体的には,道路ネットワークのリンクに着目し,ボロノイ分割の考え方に従って,沿道勢力圏としての沿道近傍領域を画定するツールを開発した他,ふたつのネットワークの類似度を評価するツールなどを開発した。さらに,これらツールを実際の都市における問題へ応用することを示した。これらの成果は,論文などにまとめて学術誌へ投稿した他,国内の学会で公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会システム工学をはじめとして,都市や地域の問題を扱う分野では,しばしば人口や建物の密度を分析指標として採用してきた。この研究では,これら密度を従来よりも微視的にとらえる方法とそのためのツールを開発・提案した。道路ネットワーク上の密度(沿道密度)としてGIS上で扱うための方法を追究する一方で,市民が入手しやすくかつ自由に活用できる地理空間情報(フリーGISデータ)の活用を想定しつつ,考案した方法を実践するためのソフトウェアツールボックスを開発した。GISと地域のデータが身近なものとなりつつある昨今,本研究で開発されたツールは,今後,市民が自ら地域の問題を考える場面で有効であろうと考えている。
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