研究課題/領域番号 |
20H03948
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
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研究分担者 |
佐藤 裕保 仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (10337115)
上西 一弘 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (40232764)
梶田 悦子 中京学院大学, 看護学部, 教授 (50135373)
甲田 勝康 関西医科大学, 医学部, 教授 (60273182)
小原 久未子 関西医科大学, 医学部, 講師 (60778455)
濱田 昌実 中京学院大学, 看護学部, 准教授 (70826552)
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
高嶋 直敬 近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)
玉置 淳子 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (90326356)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 骨粗鬆症 / 骨折 / 2型糖尿病 / リスク評価 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、骨粗鬆症は心血管疾患や糖尿病の発症リスクを上げ、またこれらの疾患が骨折リスクを上げる骨-疾患連関が注目されている。 本応募課題では、糖尿病が日本人女性において骨折リスクを上げているかどうか、さらに空腹時血糖値かヘモグロビンA1c値を既存のモデルに加えてより正確な骨折リスク評価法を確立する。 本研究ではすでに15年次追跡調査で糖尿病関連の検査をしており、それから10年が経過する25年次調査で骨折を把握する。申請者らは問診で骨密度を上回る骨折予測性能をもつアルゴリズムを樹立しており、これに糖尿病指標を加えることでさらなる性能向上を目指す。
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研究実績の概要 |
2020年度と2021年度で、JPOS研究の対象5地域の内、3地域の対象者で15年次調査時40歳以上だった約750人を対象に25年次追跡調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症流行のため、実施できなかった。2022年度に2地域について約500人を対象に調査を実施し、395人が受診した。測定した項目は以下の通りであった。 ①胸腰椎の新規椎体骨折を把握するために、Hologic社製QDR4500A車載型を用い、単一エネルギーX線吸収法で第4胸椎から第4腰椎側面をデジタル撮影した。半自動椎体計測ソフトにて各椎体の前縁高、後縁高、中央高を測定し、このいずれかがbaseline時より20%以上低下し、かつMcCloskey-Kanis基準を満たす場合、骨折と判定する。現在、椎体高の測定中である。 ②新規症候的骨折発生を把握するために、問診で「痛みを伴い、医療機関でX線撮影を受けて医師によって診断された骨折」の追跡期間中の発生の有無、時期、部位、骨折時の状況、診断の方法を聴取した。未受診者における骨折発生を把握するために、郵送・電話による補完調査を実施し、現在、集計中である。 ③糖尿病とインスリン抵抗性を把握するために、空腹時採血にてFPG、HbA1c、インスリンを測定し、日本糖尿病学会の基準で糖尿病を診断した。インスリン抵抗性評価のため、HOMA-IRを計算した。 2020-2021年度に調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症流行のために実施できなかった。2022年度は上記のように実施でき、2023年度にも引き続き調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度から現在にわたる新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、本研究課題に係る現地での調査が実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
計画していた調査地域は5地域であるが、2022年度に2地域について成功裏に実施した。残る3地域の調査は研究費の一部繰り越しを得て、2023年度に実施する予定である。
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