研究課題/領域番号 |
20K10991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
杉本 健太郎 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80724939)
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研究分担者 |
佐藤 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80283555)
雨宮 有子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (30279624)
細谷 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (60334182)
泰羅 万純 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (00848658)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高齢者住宅 / 感染対策 / 介護職員 / 連携 / 感染症 / 保健所 / 感染対策マニュアル |
研究開始時の研究の概要 |
医療職配置義務のない高齢者住宅は、地域包括ケアシステムの推進に伴い、高齢者が住み慣れた地域で最後まで暮らし続けるための住まいのひとつとして位置づけられているが、同住宅内での感染症発生が、住宅内での入居者の生活継続を阻害する一因となっている。 そこで本研究は、医療職配置のない高齢者住宅で介護職員が実践可能な対策に主眼をおいた新たな感染対策マニュアルの開発に取り組む。本研究で得られる知見は、高齢者の住宅内での生活継続や、感染症による施設から病院への移送および医療費の抑制に貢献すると考えられる。
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研究実績の概要 |
本研究は、医療職配置のない高齢者住宅で介護職員が実践可能な対策に主眼をおいた新たな感染対策マニュアルの開発を目的としている。 前年度までの取り組みを踏まえ、高齢者施設・住宅が施設内での感染対策を講じるうえで地域の医療職と具体的にどのような連携をとっているかについて、先行研究の知見をもとに探索した。 関連する文献をレビューした結果、高齢者施設・住宅が連携している機関としては、併設・提携している病院または診療所、訪問看護ステーション、保健所、感染管理の専門家(ICNなど)などがあり、高齢者施設・住宅からこれらの関係機関に相談している内容・助言を受けている内容としては、入居者へケアする際の留意点、施設環境の消毒、感染性廃棄物の処理、清潔・不潔の区別、必要な感染対策物品の確認、施設職員の教育・研修、感染対策マニュアルの整備、地域の感染症流行状況の共有などであった。 しかしながら、これまで報告されている研究は対象とする高齢者施設を医療職配置有無にて区別していないものがほとんどであり、医療職配置のない高齢者住宅の介護職員が地域の医療職とどのような連携を図っているかについて把握するためにはさらなる研究に取り組む必要があると考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、調査対象となる保健・医療機関への調査を計画通りに遂行することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
医療職配置のない高齢者住宅の介護職員と感染対策上の連携を取ったことのある医療職に対して、介護職員から相談を受けた内容、それに対して行った助言、介護職員と連携を取る際の課題等を調査する。連携内容が把握できたのちは、その知見を踏まえて高齢者住宅を対象に、実施している感染対策(地域の医療職との連携含む)と感染症発生状況の関連を分析するための調査を行う。
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