研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病では嗅覚障害が殆どの患者で認められる。この嗅覚障害は、認知機能障害発症よりも早期に現れるため、嗅覚機能テストはアルツハイマー病診断の特異性向上の一助となっている。従って、嗅覚障害の全貌解明は認知機能障害が現れる以前のアルツハイマー病初期段階の病態解明に繋がると考えられる。さらに、嗅覚障害の予防・治療の確立は、アルツハイマー病発症・進行の予防にも寄与すると期待できる。そこで、アルツハイマー病モデルマウスを用いて、嗅覚障害病態解析と予防・治療薬の評価を行う。