研究課題
若手研究
世界で見られる道路交通渋滞は、QoL低下を引き起こす重大な問題である。渋滞問題に対処するべく今日まで様々な提案がなされているが、交通上の規律や個人のモラルを高める必要があった。しかし、規律の受容性やモラルは国や地域によって様々である。本研究は、比較的交通規律が緩やかな新興国交通(混合交通)の、効率性とその源泉を明らかにするべく、a) 混雑状態・b) 車両タイプの混合割合・c) 混在する各タイプの車両のグループ化行動、それぞれが交通の効率におよぼす影響を明らかにする。本研究は社会の規律/モラルの多様化に対して、いかに社会システムを維持向上させるかという問題に対する箱庭的研究である。